"(N)マルチナックルカプラー"カテゴリーの記事一覧
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Pochi工房さんちのマルチナックルカプラーKPシリーズのサンプルを試すシリーズ。
今回のお題は181系のクハ180です。
KPシリーズはキハ35系および客車用のカプラーなのですが、電車にも用途があるんですd(^-^)
それはボンネット形のクハ180とクハ489 500です。
ともにEF63と連結する関係で自連が付いています。
KATOからは両方が製品化されていますがカプラー部分の構造は同じですので代表してクハ180を題材にしたいと思います。
純正は「EF66前期形ナックル」が採用されています。
ならばマルチナックルカプラーは「KL」が適合しそうですが、取り付けてみたところナックルが引っ込みすぎることがわかりました。
そこで「KPSS」の登場です。
純正も良いのですがマルチナックルカプラーのほうが自連らしくて良いですね♪
ナックルの突き出しは純正ナックルの場合とほぼ同じです。
さっそくKATO EF63と連結して碓氷峠に挑みます!(^^;
カプラー高さにわずかな差がでますが全く問題ありません。
碓氷線内の重量制限のため8両編成だった181系「あさま」
こうして模型の世界で甦るのですから楽しいですね~♪
ワイドPC C280通過テスト。
もちろん全く問題なし。
ちなみにKATO EF63の最小通過半径はR282と説明書に記載されています。
他の新性能電気機関車はR249なのですがEF63だけは異なります。
つづいてTOMIX EF63と連結です。
KATOカプラーともTNカプラーとも連結できるマルチナックルカプラーの特徴が発揮されました♪
ワイドPC C280通過テスト。
もちろん問題はありません。
マルチナックルカプラーのおかげで181系「あさま」がKATO TOMIX双方のEF63と組むことができるようになりました。
ちなみにKATO EF63の1エンドの連結器をマルチナックルカプラーKLに交換するとTOMIX EF63(T車)と組み合わせて走行させることが可能になります。
クハ180編 おわりPR -
Pochi工房。さんちのマルチナックルカプラーKPシリーズのサンプルを試すシリーズ。
今回は24系25形です。
2022年夏に再生産が予定されている車両ですので参考になればと思います。
まずはオハネフ25 100です。
切り妻ということでKPSを取り付けました。
良い感じです♪
純正のカプラーよりほんのちょっとセットバックできました。
この「ほんのちょっと」が1/150の世界では大きいんですよね~。
マルチナックルカプラーKLを取り付けたKATO EF65 1000番台後期形と連結です。
懐かしの星の寝台特急ブルートレイン★★★♪
上り列車で~す(^^;
純正カプラーより連結面間隔が狭くなりリアルになりました♪
ワイドPC C280通過テスト。
工事看板が「KP」になっていますが「KPC」の間違えですm(__)m
機関車と客車の妻面が干渉することなく通過できました。
KPSSでも行けそうですが、安全性を考えるとKPSが良いと思います。
つづいて基本編成と付属編成の連結面です。
付属編成側はわずかに折り妻のオハネフ25 200ホロ付き。
こちらには安全性を考え「KP」を取り付けました。
基本編成側は切り妻のオハネフ25 100ホロ付き。
こちらは「KPS」です。
なかなか良い感じです。
連結面間隔は純正カプラー同士の時より短縮できました。
左がKPSを取り付けたオハネフ25 100。
右がKPを取り付けたオハネフ25 200。
ワイドPC C280通過テスト。
左がKPSを取り付けたオハネフ25 100。
右がKPを取り付けたオハネフ25 200。
ちょっとギリギリ??
でも妻面が干渉することなく通過しました。
もしかするとオハネフ25 200もKPSを取り付けても大丈夫かも知れません。
実験しませんでしたが…(;^_^A
つづいてカニ24 0です。
折り妻・ホロ無しということでKPSSを取り付けました。
純正よりセットバックできました。
KLを取り付けたEF65PFと連結です。
下り列車で~す(^^;
純正カプラーの時よりも連結面間隔を狭くできました。
ワイドPC C280通過テスト。
さすが折り妻、干渉することなく余裕で通過。
Pochi工房。さんが心配していたナックルと車体裾が干渉するかも知れないという問題。
肉眼では観察不可能な世界ですので写真に撮って拡大表示してみると大丈夫なようです。
さらに拡大!!
大丈夫です、干渉していません。
と言うわけで、カニ24 0にはKPSSを
オハネフ25 100にはKPSを
オハネフ25 200にはKPを(R315以上の曲線ならKPS)
それぞれ取り付けるのが良いかと考えます。
KATO 24系25形編 おわり -
Pochi工房。さんちからいただいたKPシリーズのサンプルを試すシリーズ。
今回は2022年2月に新発売になったKATO 12系高崎車両センターです。
このセットで一番の目玉はオヤ12ではないでしょうか。
緩急面はもちろん中間連結面も車体マウントカプラーになっています。
今回はセット内を代表してオヤ12をお題としたいと思います。
まずは標準装備のアーノルドカプラーから付属のナックルカプラー(長)に交換します。
中間連結面も付属のナックルカプラー(長)に交換です。
緩急面はもう少しセットバックしたいですね。
中間連結面はずいぶんカプラーが出っ張ってます(;^_^A
メーカーとしてはR282のさらに内側のR249の通過性能を保証するための設計なんでしょうね。
まずはKPからテストします。
中間面もKPを取り付けです。
連結相手に選んだのはマルチナックルカプラーKLを取り付けた新性能電機でヒサシが付いているEF65PFです。
本来なら高崎車両センターのEF64 1001が良いのですがKLの用意が間に合わなかったのでEF65PFにしました。
EF60やEF65Pはヒサシがないので車両同士の干渉がわかりにくいと考えたのもEF65PFを選んだ理由のひとつです。
KPでも充分連結面間隔が短縮できました。
良いですね~♪
中間面も充分連結面間隔が狭くなりました。
ワイドPC C280通過テスト。
折妻ということもあり余裕です。
あ、写真内の説明が「KPC」となっていますが「KPS」の間違えですm(__)m
中間連結面との連結でワイドPC C280通過テスト。
ヒサシと妻面が干渉することなく余裕で通過です。
Pochi工房。さんが心配していたR280カーブでのナックルと車体裾の干渉も認められませんでした。
S字カーブは非実用的なのでテストしていません。
つづいてKPSS取り付けの試験取り付けです。
中間面もKPSSを取り付けました。
緩急面はちょっと引っ込みすぎの感じが…(;^_^A
中間連結面はもしかすると微妙かも…(;^_^A
連結面間隔はかなりリアルになりました。
カプラー高さもぴったり♪
中間連結面もかなりリアルに…
もちろん高さもぴったり♪
ワイドPC C280通過テスト。
さすが折り妻、干渉することなく通過しました。
ヒサシのない機関車ならもっと余裕が出ると思います。
中間連結面で連結してワイドPC C280通過テスト。
ん~、超ギリギリです。
推進運転時の安全性を考慮するならKPSのほうが良いと思います。
ヒサシの無い機関車なら余裕で通過できると思いますが…。
Pochi工房。さんが心配していたR280カーブでナックルと車体裾が干渉するかも知れないという問題。
写真に撮って拡大して確認してみるとギリギリ回避しているようです。
今回あくまでも水平に線路を敷設した場合であり、線路状態によっては支障が出る可能性もあります。
各自の運転環境によりKPとKPSSを選択するのが良さそうです。
今回のKPSとKPSSはサンプルですのでこれから設計の見直しなどを行うようです。
製品化されラインナップに加わる日を待ちましょう(^^)
14系については12系とほぼ同じカタチをしていますで試験取り付けは省略です(;^_^A
12系高崎車両センター編 おわり -
Pochi工房。さんちから届いたKPシリーズのサンプルの試験取り付けをするシリーズ。
まずはナハネフ23です。
KATO 20系はマイナーチェンジを繰り返しながら販売されているロングセラー客車です。
基本設計が良いのでフルリニューアルする必要がないというワケです。
最新の20系はナハネフとカニの緩急面が車体マウントカプラーになりましたが、その形状が素直ではありません(;^_^A
マイクロスカートを回避するためにこのような形状になったようです。
しかし、このままではマルチナックルカプラーへの交換は不可能です。
せめてナハネフ23だけでもどうにかならないかと考えました。
使えそうなAssyを発掘していたところ「スユ15用カプラセット」を発見しました。
基本的な形状は「キハ35カプラーセット」や「オヤ12中間カプラーセット」と同じですので流用できそうです。
まずはEF66前期形ナックルを取り付けてみました。
ナハネフ23緩急面に仮設置しました。
「仮」ですので高さ調整はしていません。
高さを調整するにはカプラーホルダーまたは床板の加工が必要となるからです。
今回は「試験取り付け」ですので元にもどせるようにしました。
ナハネフ23が中間に入ることを想定しナハネ20と連結してみます。
ナハネ20はKATOカプラーN JP-Bです。
連結面間隔はリアルになりますが…
ワイドPC C280を通過させると…
ゴン!!
妻面同士が干渉しました。
これは使い物になりません(;^_^A
つづいてKPSSを取り付けました。
真上から見るとこんな感じです。
連結面間隔も良いのではないでしょうか。
ワイドPC C280通過テスト。
ギリギリですがクリアーできました。
線路状態によっては干渉するかも知れませんが平面での運転なら行けそうです。
推進運転の場合は干渉する場合がありそうです。
つづいてKPSを試します。
KPSSよりわずかに腕が長くなりますがちょうど良い感じです。
連結面間隔はKPSSの時よりわずかに広くなりますが純正ナックルの時より短縮されます。
ワイドPC C280通過テスト。
安全に通過できました。
よってナハネフ23にはKPSが無難と考えます。
※改造は自己責任です。
ナハネフ23編 おわり -
2022年2月下旬、Pochi工房。さんから新規開発中のマルチナックルカプラーKPシリーズを試してみませんか?というお誘いをいただき、送ってもらいました。
ごていねいに塗装もされていました。
ありがとうございます。
KPは従来品の改良版、KPSとKPSSは新規開発品だそうです。
KPシリーズはKATO新系列客車用ということで、今後、12系・14系・20系・24系25形への試験取り付けを記事に載せたいと思います。