"(N)マルチナックルカプラー"カテゴリーの記事一覧
-
機関車のカプラーのセットバックが期待できるPochi工房。さんちのマルチナックルカプラー。
まずはKATO EF58 上越型への取り付けを試します。
KATO EF58は基本設計が今も昔と変わらず、マイナーチェンジを繰り返しながら製品化されています。
純正カプラーも年式によって取り付け方法が異なります。
今回題材にした上越型は20年くらい前の製品で、まだKATOナックルが開発される前で交換用ナックルに「KATOカプラーN」が指定されていた時代のものです。
このEF58にはマルチナックルカプラーの「A」が適合します。
先台車のカプラー取り付け部分がこのようになっています。
KATOカプラーNの取り付け方法と同様にマルチナックルカプラーAを取り付けです。
をを♪良いではないですか♪
ナックルそのものがちょっと大きめかも知れませんが形状がリアルですしカプラーがセットバックできました♪
純正であるKATOカプラーN取り付け車との比較です。
アーノルドカプラーをKATOカプラーNに交換した台車との連結。
ほんのちょっと高さに差が出ますが、そもそもKATOカプラーN側が少し垂れ下がっているのが良くありません(;^_^A
またこれくらいの差なら許容範囲です。
マルチナックルカプラーが少々大きめに作られているのはこういう高さの差を吸収するためだそうです。
つぎにKATOカプラーN JP-Bの台車と連結です。
高さはほぼぴったり♪
かもめナックル取り付けた14系座席車ともピッタリです。
なお、この年式のEF58はカプラーが首を振らないため連結相手によっては急カーブで支障が出る場合もあります。
車体マウントカプラーのナハネフ23との連結ではワイドPC C280での通過テストでは先台車が浮いてしまいました(@_@;)
首振り可能な近年のEF58ならこのようなことは発生しません。
ですので、古いEF58でも近年の先台車のAssyに交換し、マルチナックルカプラーKCを取り付ければ問題が解決できます。
Assyが入手できれば…ですが(;^_^A
つづいて近年のEF58東海形です。
近年のゴハチは交換用純正ナックルに「CSナックル」が付属してきるタイプで、マルチナックルカプラーKCが適合します。
純正のナックルは腕が長くなり見た目がイマイチなのが悩みでしたがマルチナックルカプラーKCに交換することで問題解決♪
しかもKATOカプラーともTNカプラーとも連結できるようになりますので連結相手の制限が減ります♪
純正ナックルとの腕の長さの差がよくわかるかと思います。
KATOカプラーN取り付けの台車との連結。
高さに差が出ますが許容範囲です。
KATOカプラーN JP-Bとの連結。
ほぼぴったり。
かもめナックルとの連結。
差ができますが許容範囲です。
Nゲージはちょっとの寸法差が大きく見えてしまいますが実際の運転では支障はありません。
このちょっとの差を気にしていたらNゲージを楽しめなくなりますね(;^_^A
というワケでEF58編 おわり
PR -
ある日、ツイッターで「マルチナックルカプラー」なるものを見かけ興味を持ち、購入してみることにしました。
まずは一般的な「A」とKATO EF58になどに適合する「KC」をオーダーしてみました。
マルチナックルカプラーは「Pochi工房。」さんちの製品で「BOOTH」というサイトで購入することができます。
このカプラーはKATOカプラーともTNカプラーとも連結できるのが最大の特徴です。
もちろん台湾製のシンキョーカプラーとも連結できます。
3Dプリントにより製造されていて、扱いにはある程度の知識が必要です。
形状はとてもリアルですが、いわゆるクローズトナックルですので、KATOカプラーNのように押し当て連結はできません。
KATO車間短縮ナックルカプラーと同様の連結方法です。
とはいえ、ナックルが常時閉じていますので勝手解放しにくいという利点があります。
なのよりも種類が豊富で自連を使用しているさまざまな車両の連結面間隔を短縮できるのがウレシイです(^^)
製品は少量生産ですので単価はメーカー製品より高くなります。
それでも利点のほうが上回ると考えています。
近年はこういったマニアックな3Dプリントパーツが少量生産製品化でき、SNSで情報が拡散できるので雑誌などへの広告が不要という、昔々では信じられないことができるようになり、すごい時代になったとしみじみ感じます。
製品は紫外線で硬化するということで必ず塗装することが求められています。
取扱説明書はスマホで参照します。
これも時代ですね(;^_^A
説明書に従いお尻の部分の保護材(ランナー)をカットしておきます。
保護材のままタミヤ スーパーサーフェイサーをスプレーします。
水性アクリル塗料は塗膜の強度が弱いため推奨されていません。
ラッカー系塗料が推奨されています。
というわけで、経費節約のため(^^;)100均のカラースプレー「ブラック」で塗装し、乾燥後にクレオス トップコートつや消しで仕上げる作戦に。
つや消しブラックを使っても良いのですが、筆者は半光沢が好みですのでこの方法を使うことに。
保護材から切り離し、台紙に両面テープで固定し、裏面を塗装してからトップコートをスプレーです。
しかし、この方法だと裏面にサフがのらなくなりますので、全部切り離してから塗装するのが良いかも知れません。
また、製品の形状の関係で塗装ムラが発生しやすくなりますりので、よーく見ながらスプレーしたほうが良いと思います。
予算が許すならタミヤなどのホビー用スプレー塗料のほうが粒子が細かく使いやすいです。
さて、実際の使用例は別記事でUPしたいと思います。