2020年8月下旬にKATOからEH10が市場に放たれました。
メーカーの説明によると16年ぶりの再生産とか…。
しかし、発売早々にリコールが発表されたため納品が遅れ、9月中旬になってから届きました。
KATOのEH10は「ちょっと大きめ」だそうで、約1/140~1/144くらいのスケールだそうです。
ファインスケールでのフルリニューアルを待っていたファンも多いと思いますが、メーカーとしては経費をかけてEH10を新たに設計しても利益をあげにくいと判断したのだと思います。
とはいえ、KATO EH10は中古市場では高騰しているそうで、再生産でも歓迎しているファンは多いのではと考えます。
そういう筆者もNゲージに入門して初めてのEH10になりました。
再生産とはいえ、一部改良が加えられ、ナックルカプラー対応化に伴うスカートの設計変更、ヘッドライトの電球色LED化が行われたそうです。
スカートの設計変更に関しては旧型のほうが良かったと言う方もいるようです。
ネットに公開されている実車の写真を見る限り、これでも良いような気がしますが…
まずは付属品の確認と試運転です。
スローOK、ライト点灯OK。
ライトは予想どおり、2エンドは常点灯しますが1エンドは常点灯しません。
1エンド側にモーターが入っていますので仕方ないですね。
これはEH200も同じです。
常点灯を楽しんでいる筆者としては1エンドも常点灯化するように改造を行いたいと思います。
まずは1エンド側の分解です。
比較的簡単に車体とシャーシが分離できました(^^)
パンタグラフは破損防止のためとりはずしておきます。
ライトユニットを取りはずします。
これってEH200と同じパーツですね。
発売早々のリコールはこのライトユニットの取り付け方法に誤りがあり不具合が発生していたそうで、ちょっと慣れた人なら自分で直せると思います。
LEDの足にコンデンサーがハンダ付けされていますので、これを撤去します。
これだけでも常点灯になるのですが、そうすると2エンドを先頭にして走行させた場合、後ろ向きの1エンドのライトがチラチラと点灯する現象が発生します。
これを「逆起電流」というのだそうです。
詳しく知りたい方は検索で調べてください(;^_^A
この逆起電流を吸収させる「スナバ回路」を設置したいと思います。
スナバ回路についてもネットで情報が公開されていますので、詳しく知りたい方は検索してください(;^_^A
筆者は下記のサイトを参考にしました。
https://iruchan.blog.ss-blog.jp/2015-01-15
モーターに干渉しない場所を探し、そこに回路を設置。
コンデンサーは1.0μF16V、抵抗は22Ωとしました。
この組み合わせは筆者が知っている範囲では標準的なもので、多くの機関車に利用可能です。
しかし、機関車によっては22Ωでは逆起電流を吸収しきれない場合があるようですので、その場合は抵抗の値を上げると良いようです。
それにしてもハンダ付け作業中、手がプルプルしてきたり、度の高い老眼鏡を使ってもよく見えなかったりと、しみじみ老いを感じるようになりました。
年はとりたくありませんね。
スナバ回路の設置ができたらライトユニットをシャーシに取り付けます。
常点灯するか、逆エンドのライトがチラチラしないかテストします。
どうやらうまくできたようです。
なおパワーパックはハイパーDXを使っています。
ついでにユーザーパーツの取付も行いたいと思います。
設計が昔のまま、ということでパーツが多いです(;^_^A
近年のKATO機関車はナンバー以外取り付け済みといのが普通になっていますが、かつてはたっぷりのパーツがあり、老眼者には悩ましいものでした(;^_^A
TOMIXは今でもユーザーパーツが多いですが…。
まずシャーシからスカートをはずします。
このしたほうがカプラー交換が楽になります。
カプラー交換前にエアーホース(TOMIX EF63用分売パーツ)を取り付けてみました。
EF65などはスカートにコックのモールドがあるのですが、EH10はありません。はて?
ネットで公開されている実車の写真を観察してみると、連結器右側の黒い部分にコックが付いています。
そこって台枠の一部?????
ですのでスカートに孔をあけてエアーホースを付けるとヘンということになります。。
しかたないので開口部の端にゴム系接着剤で取り付けてみました。
あまり安定した取り付け方法ではありませんが…(;^_^A
ナックルカプラーを取り付けます。
シャーシにスカートを取り付けます。
記事を書いていて気づきましたが、運転室部分を淡緑色に塗装すべきでしたね(;^_^A
とりあえずシャーシはこのまま養生しておいて、車体の作業を行います。
ホイッスル・避雷器・信号炎管・碍子・手すりを取り付けます。
避雷器は2種類同封されてきますが、昭和50年代中期の設定にしたいのでLA15(?)を選びました。
屋根上パーツはスイスイ取り付けられましたが、手すりを取り付けるころ目の疲れが出てきてよく見えなくなり、取付に少々手こずりました。
年はとりたくありません…(_ _;
最後にナンバーとメーカーズプレートの取付です。
稲沢第2機関区の33号機としました。
このナンバーも昔の設計ですので車体との間にごくごくわずかなスキマが発生したりします。
最新設計の機関車のように車体とナンバーがピッタリピッチリというワケにはいきません。
車体とシャーシを組んで、できあがりです。
久しぶりに旧設計の機関車のユーザーパーツ取り付けを行ったせいか、3時間くらいかかってしまいました。
特徴的な2車体連結のH級機関車、EH200の元祖とも言えるのではないでしょうか。
1エンドも常点灯するようになりました。
ではジオラマで撮影です。
たくさんの貨車を引いて東海道を下るEH10貨物列車。
背景に山が写るというと、早川~根府川~真鶴あたりでしょうか…(^^;
EH10のヘッドライトは見る角度で明るさがかなり変わります。
斜め上から見るともっと明るいのですが、リアル目線だと暗く見えてしまいます(;^_^A
ま、模型は斜め上から見る場合が多いのでヨシとしましょう(;^_^A
おわり
メーカーの説明によると16年ぶりの再生産とか…。
しかし、発売早々にリコールが発表されたため納品が遅れ、9月中旬になってから届きました。
KATOのEH10は「ちょっと大きめ」だそうで、約1/140~1/144くらいのスケールだそうです。
ファインスケールでのフルリニューアルを待っていたファンも多いと思いますが、メーカーとしては経費をかけてEH10を新たに設計しても利益をあげにくいと判断したのだと思います。
とはいえ、KATO EH10は中古市場では高騰しているそうで、再生産でも歓迎しているファンは多いのではと考えます。
そういう筆者もNゲージに入門して初めてのEH10になりました。
再生産とはいえ、一部改良が加えられ、ナックルカプラー対応化に伴うスカートの設計変更、ヘッドライトの電球色LED化が行われたそうです。
スカートの設計変更に関しては旧型のほうが良かったと言う方もいるようです。
ネットに公開されている実車の写真を見る限り、これでも良いような気がしますが…
まずは付属品の確認と試運転です。
スローOK、ライト点灯OK。
ライトは予想どおり、2エンドは常点灯しますが1エンドは常点灯しません。
1エンド側にモーターが入っていますので仕方ないですね。
これはEH200も同じです。
常点灯を楽しんでいる筆者としては1エンドも常点灯化するように改造を行いたいと思います。
まずは1エンド側の分解です。
比較的簡単に車体とシャーシが分離できました(^^)
パンタグラフは破損防止のためとりはずしておきます。
ライトユニットを取りはずします。
これってEH200と同じパーツですね。
発売早々のリコールはこのライトユニットの取り付け方法に誤りがあり不具合が発生していたそうで、ちょっと慣れた人なら自分で直せると思います。
LEDの足にコンデンサーがハンダ付けされていますので、これを撤去します。
これだけでも常点灯になるのですが、そうすると2エンドを先頭にして走行させた場合、後ろ向きの1エンドのライトがチラチラと点灯する現象が発生します。
これを「逆起電流」というのだそうです。
詳しく知りたい方は検索で調べてください(;^_^A
この逆起電流を吸収させる「スナバ回路」を設置したいと思います。
スナバ回路についてもネットで情報が公開されていますので、詳しく知りたい方は検索してください(;^_^A
筆者は下記のサイトを参考にしました。
https://iruchan.blog.ss-blog.jp/2015-01-15
モーターに干渉しない場所を探し、そこに回路を設置。
コンデンサーは1.0μF16V、抵抗は22Ωとしました。
この組み合わせは筆者が知っている範囲では標準的なもので、多くの機関車に利用可能です。
しかし、機関車によっては22Ωでは逆起電流を吸収しきれない場合があるようですので、その場合は抵抗の値を上げると良いようです。
それにしてもハンダ付け作業中、手がプルプルしてきたり、度の高い老眼鏡を使ってもよく見えなかったりと、しみじみ老いを感じるようになりました。
年はとりたくありませんね。
スナバ回路の設置ができたらライトユニットをシャーシに取り付けます。
常点灯するか、逆エンドのライトがチラチラしないかテストします。
どうやらうまくできたようです。
なおパワーパックはハイパーDXを使っています。
ついでにユーザーパーツの取付も行いたいと思います。
設計が昔のまま、ということでパーツが多いです(;^_^A
近年のKATO機関車はナンバー以外取り付け済みといのが普通になっていますが、かつてはたっぷりのパーツがあり、老眼者には悩ましいものでした(;^_^A
TOMIXは今でもユーザーパーツが多いですが…。
まずシャーシからスカートをはずします。
このしたほうがカプラー交換が楽になります。
カプラー交換前にエアーホース(TOMIX EF63用分売パーツ)を取り付けてみました。
EF65などはスカートにコックのモールドがあるのですが、EH10はありません。はて?
ネットで公開されている実車の写真を観察してみると、連結器右側の黒い部分にコックが付いています。
そこって台枠の一部?????
ですのでスカートに孔をあけてエアーホースを付けるとヘンということになります。。
しかたないので開口部の端にゴム系接着剤で取り付けてみました。
あまり安定した取り付け方法ではありませんが…(;^_^A
ナックルカプラーを取り付けます。
シャーシにスカートを取り付けます。
記事を書いていて気づきましたが、運転室部分を淡緑色に塗装すべきでしたね(;^_^A
とりあえずシャーシはこのまま養生しておいて、車体の作業を行います。
ホイッスル・避雷器・信号炎管・碍子・手すりを取り付けます。
避雷器は2種類同封されてきますが、昭和50年代中期の設定にしたいのでLA15(?)を選びました。
屋根上パーツはスイスイ取り付けられましたが、手すりを取り付けるころ目の疲れが出てきてよく見えなくなり、取付に少々手こずりました。
年はとりたくありません…(_ _;
最後にナンバーとメーカーズプレートの取付です。
稲沢第2機関区の33号機としました。
このナンバーも昔の設計ですので車体との間にごくごくわずかなスキマが発生したりします。
最新設計の機関車のように車体とナンバーがピッタリピッチリというワケにはいきません。
車体とシャーシを組んで、できあがりです。
久しぶりに旧設計の機関車のユーザーパーツ取り付けを行ったせいか、3時間くらいかかってしまいました。
特徴的な2車体連結のH級機関車、EH200の元祖とも言えるのではないでしょうか。
1エンドも常点灯するようになりました。
ではジオラマで撮影です。
たくさんの貨車を引いて東海道を下るEH10貨物列車。
背景に山が写るというと、早川~根府川~真鶴あたりでしょうか…(^^;
EH10のヘッドライトは見る角度で明るさがかなり変わります。
斜め上から見るともっと明るいのですが、リアル目線だと暗く見えてしまいます(;^_^A
ま、模型は斜め上から見る場合が多いのでヨシとしましょう(;^_^A
おわり
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