KATOの機関車は原則として常点灯(停車中でもヘッドライトが点灯する状態)しません。
でも、ライトユニットに取り付けられているノイズ吸収用コンデンサーを撤去すると常点灯になることは詳しい方々には知られています。
その代わり、消灯しているはずの進行方向と逆側のライトがチカチカ点滅する現象が発生します。
こうして純正ライトユニットを常点灯化改造してもロウソクのように暗く、納得できる明るさにはなりません。
スケール速度での走行中は明るく感じるのですが…。
このEF65PFは2011年式、フルリニューアル新発売になってすぐの製品です。
純正ライトユニットを常点灯化改造しましたが暗い暗い…まるでロウソクです(;^_^A
ライトユニットは「3064-1G」
このころは高輝度電球色LEDが普及する前で、白色LEDに着色導光材です。
走行中は明るく光るのですが、色味がシールドビームらしくないのが欠点です。
近年に再生産されたPFは電球色LED+透明導光材に改められています。
筆者のように常点灯を重視する者にとって、停車中でも明るく光るライトは夢でした。
DCC化すれば良いかも知れませんが、一般のパワーパックでは運転できなくなってしまい、ノーマル車と一緒の運転会では通用しなくなってしまいます。
この夢をかなえてくれる画期的な交換用高性能ライトユニットが2020年10月下旬
「鐵」工房 KEY FACTORYさんちから新発売になりました\(^^@)/
新開発回路の搭載で停車常点灯時も走行中もライトの明るさがほぼ一定、さらにチラツキを極限まで軽減する回路も搭載という、開発者入魂の商品です。
2011年式のEF65PFに適合するのは「KL-08 5700K」です。
着色導光材仕様車は色味が電球らしくないため、これを補正するフィルターが付属してきます。
昔、富士フィルムやKodakから発売されていた撮影用CC(カラーコントロール)ゼラチンフィルターを思い出します。
この紫色系は蛍光灯補正用のFL-Wみたいです(←知っている人は知っている)
ではライトユニットを交換してみます。
まずは純正を取りはずします。
L形集電板を破損しないように気をつけます。
組み込みました~♪
(※基板の半導体は黒塗りして隠してあります)
色味補正用のフィルターを少量のゴム系接着剤で取り付けます。
車体を載せてできあがりです。
明るく常点灯しています\(^^@)/
作業机の照明の影響で黄色味がかって写っていますが、肉眼では電球色に見えます。
反対側は色味補正フィルターを取り付けず撮影です。
フィルターはどうしても光量ロスがあるため、フィルターなしのほうが明るくなります。
その代わり黄色味がヘンなライトになってしまいます。
肉眼での見た目を大切にしたいので両エンドともにフィルターを取り付けることにしました。
純正品を常点灯化したものとの比較です。
その差はあきらかです♪
斜め横から鑑賞しても明るさの違いはハッキリです。
この明るさの差は、撮影や運転会などでは威力を発揮します。
ジオラマでの撮影は後日です(^-^)/
次回はEF65Pを施工します。
おわり